お金の準備 - 住宅ローンの仕組みを知る

マイホームを買うときに、多くの人が利用する「住宅ローン」。これは、例えていうなら「マラソン」のようなもの。
みなさんは、長距離マラソンの経験がありますか?長距離を初めて走ったとき、何の問題もなく完走できましたか?
最初に飛ばしすぎて後半に息切れしてしまったり、あるいは、途中までは調子よく走れたのに、突然、具合が悪くなってリタイヤしてしまったりとか。長距離を走るマラソン大会では、よくあることでしょう。
マラソンと同様に、住宅ローンは長期間にわたって返済していくもの。住宅金融公庫が行なった2004年のアンケート調査によると、「住宅ローン利用者の8割以上が、20年超の返済期間を設定」しています。例えば、30年のローンを組んで調子よく返済できたのは「最初だけ」なんてこと、あったら困りますよね。
かつて、「住宅ローンを使うなら、住宅金融公庫(以下、公庫)にしておけばまちがいない」などといわれたころもありました。最近では、銀行をはじめ多くの金融機関がいろいろな住宅ローンを商品化して、中には公的融資に見劣りしないものも出はじめています。
住宅ローン返済イメージ
そこで、より自分にあったローンを選ぶための基礎になる「住宅ローンの仕組み」について、ここで正しく理解しておきましょう。

どこで扱っているの?


住宅ローンを取扱機関で分けると、大きくは公的融資と民間融資の2つ。
公的融資には、公庫、財形、自治体などがあり、その代表は公庫です。公庫は2006年度に廃止、独立行政法人化される予定になっています。対する民間では、銀行や信用金庫、保険会社やノンバンクなどから、いろいろなタイプの住宅ローンが出はじめています。
中でも注目すべきは、民間の全期間固定型金利の住宅ローン「フラット35」でしょう。これは、公庫が行う証券化支援事業(買取型)を活用したもの。現在扱うところも増え、利用者もかなり増加しています。それぞれの主な特徴をみていきましょう。

1.住宅金融公庫
金利:全期間固定金利で融資を申し込みした時点で金利が確定する。
返済期間:10年〜35年
その他:本人より物件に対する要件が厳しい。返済困難な人への特例措置あり。保証料不要

2.「フラット35」取扱機関(銀行、信用金庫、ノンバンクなど)
金利:全期間固定型金利で融資が行なわれる時点で金利が確定する。
返済期間:15年〜35年
その他:保証料、繰上返済手数料不要。融資限度額8000万円。
フラット35

3.民間金融機関(銀行、信用金庫、農協、ノンバンクなど)

金利:変動金利や期間固定型金利が主流だが、金融機関によっては長期固定もあり。融資が行なわれる時点で金利が確定する。
返済期間:35年以内
その他:一般的に物件よりも本人に対する要件が厳しい。金利タイプや借換ローンなどの種類が豊富。優遇キャンペーンなどがある場合も。